2024年01月30日

【能登支援】金継ぎ和洋食器フェアについて

神保町「猫の本棚」では2月いっぱい、地震被災の輪島をはじめ石川県産の材料を使用した和洋の金継ぎ食器(被災した金沢の金継ぎ師・後舎利恵先生の作)をポップアップテーブルにて頒布し、間接的な能登半島支援を行いたいと思います。

【後舎利恵先生コメント】

金継ぎとは壊れた陶器や磁器などの器を漆などの材料で修復・補修し、金や銀、錫、プラチナなどで装飾する技術です。

現在の漆による金継ぎは室町時代から安土桃山時代頃に始まったと言われ、不完全な物の中に美を見出す侘び寂びを求めた千利休によって、金継ぎは高く評価されひろめられたと考えられています。

今回は日常でも使いやすい北欧の器を多く出品いたしました。各器は、すでに生産終了して近年では入手が少しずつ困難になってきているものです。海外では陶磁器を修復する技術がほぼなく、これらの器は割れてしまえば基本的に廃棄されてしまうものです。しかし、金継ぎという日本の美意識と伝統が、北欧の器に新しい可能性を切り拓き、歴史と文化が交わることで美を再生します。

器は北欧製ですが、金継ぎに使う素材「漆・地の粉・砥の粉・金」は全て石川県産を使用しています。この度の、令和6年能登半島地震により被災した能登半島支援の一環として、皆様に石川県の伝統工芸を知っていただき、震災によって大規模な被害を受けた輪島の材料を使うことで、間接的な支援をしたいと思っております。

※ 金継ぎ師 後舎利恵先生 プロフィール

彫金・金工を家業とする家で育ち、プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・WEBデザインの仕事をしながら、石川県にて20年ほど前から漆塗りと金継ぎを各工房で学び、その後漆芸作家・八木茂樹氏に師事。現在は「芝パークホテル」にて金継ぎ教室を開催し、日本の器以外にも北欧の器や美術品の修復・金継ぎを数多く委嘱され、金継ぎ教室・ワークショップを各所で開講。

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